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クロノグリフの空白のページについて

2016年8月24日

Twitterでご質問を頂きました、クロノグリフ中の空白のページについて、設定担当の滝より連絡がありましたので、この場をお借りして解説を致します。

 

空白のページとは、正確には「あらゆる世界の全歴史が記されているはず」のクロノグリフの中に、空白がある、ということを示します。
具体的には例えば、「ある世界のある時代の歴史」における年表の中に、空白部分がある、という感覚ですね。

日本で言うなら、以下みたいな感じになります――
「戦国時代後期、有力大名の徳川家と豊臣家がぶつかり合い、日本列島は内線状態になった。激戦の結果、●●が勝者となった」というような記述があるのですが、この「●●」にあたる部分が記されておらず、空白になっているため、「その世界・その時代」における歴史の結末が確定されていない、といった状態です。

これは万物の創世神たるザインの気まぐれによるものだと考えられるのですが、その力を引き継ぐ継承者として、力の証を立てるため、「ザインの使徒」は、中途半端に投げ出された創世神の仕事を完成させる義務があるわけです。
そのため、彼・彼女らはお互いが見込んだ勢力や英雄たちに助力し、歴史の勝者を自ら生み出すことで、未確定だったこの「●●」の記述を埋めようとしている、というのが「ラストクロニクル」世界観の大まかな流れです。

その方法として一般的には「ザインの使徒」が助力した勢力の代表者たる英雄が、クロノグリフが安置されているという「ザインの神殿」に赴き、空白のページに勝者として己の名を書き記す、という行為が必要だとされます。これによって初めて、空白の歴史が確定するのです。

ただ、この場所自体が「上位世界」にあるので、通常の方法では到達することはできません。「運命に支配される駒」という立場を脱して、「新たな神」もしくは「上位世界の存在」となった者だけが、ここに足を踏み入れることができます。


なお、「ラストクロニクル」第六弾「聖暦の覇者」では、ザインの使徒(=プレイヤーの皆さん)の助力を得た英雄が新たな神=上位者となって、地上の争いの勝者たる証を獲得。
その後、ザインの神殿に向かう、というストーリーラインで、「アトランティカの章」に存在した空白の歴史が確定する、という流れが表現されていました。

歴史の最終勝者が誰だったのか、という部分は実は決まっているのですが、これを発表する予定はありません。
強いて言うなら、プレイヤーの皆さんのそれぞれに思い入れがある英雄・勢力が、アトランティカ「第四の光の世紀」の最終勝者だったのではないでしょうか。